「どうせ私なんて」と自らにダメ女認定をし、恋を遠ざける「こじらせ女子」。アラサー、アラフォーに急増中と言われていますが、そのこじれっぷりは千差万別。「あの人相当こじらせてるな~」とか「私もこじらせ女子かも…」なんて共感している場合じゃないっ!こじらせ女子の特徴・分類・見分け方、そして、その治し方までまとめました。気になっている人はぜひ参考にしてくださいね!
こじらせ女子って何?
「昨日はウチでDVD見ながらポテチ3袋も食べちゃった!」「1か月ぶりに掃除したら、なんか部屋の居心地が悪くなったわ」なんて会話はいつも自虐ネタ。「どうせ私なんて…」が口癖で、普段は引きこもり気味。敵はリア充で爆発を願う…。
恋愛に興味がないわけじゃないけど、キラキライケメンに近寄られると恐怖のあまりその場から逃げ出してしまうという「こじらせ女子」。フワ系スィーツ女子とは対局をなす、この「こじらせ女子」がアラサー、アラフォーに増えてるみたいなのです。
恋を遠ざけるという「こじらせ女子」は、早めに卒業したいものです。「いや、私はそれほどでもないから…」という人も、もしかしたら共感できる部分があるかもですよ。「こじらせ女子」の生態とその克服法をまとめてみました。
こじらせ女子について
こじらせ女子とは?
「こじらせ女子」とは、2013年の流行語大賞にもノミネートされ話題になった言葉です。火付け役はAVライターの雨宮まみさん。著書「女子をこじらせて」が出版されると、「あまりに自分とシンクロしすぎて泣けてきた」「自分もそうだし、まわりにもたくさんいる!」など多くのアラサー女子たちから共感の声があがりました。
雨宮さん曰く「こじらせ女子」とは、世間がいう「女のコって可愛いよね」の中に自分を当てはめられない女子です、ということで、自分の女子力のなさを悩み「自分はダメだ」という劣等感から抜け出せない女子。モテる、モテないとか、美人、美人じゃないということではなく、とにかく「自分はイケてない」という思いから恋愛に対してネガティブになってしまうのだそうです。
「こじらせる」という言葉からもわかるように、過去のトラウマが原因になっていることも多いようです。
「喪女」との違い
非モテの代表格といえば「喪女」の存在。喪女は、2ちゃんねるの雑談カテゴリーの「モテない女」板から生まれた言葉です。「モテない女」を短縮して「もじょ=喪女」。その定義は、異性との交際経験がない、告白されたこともない、処女の3つで、モテようとする努力や恋人を作ろうとする気持ちがない人を言います。
自分のポジションにあったキャラを演じて、言わなくてもいい自虐ネタを言ったりするところは、こじらせ女子と共通する部分ですが、こじらせ女子は決してモテないわけではありません。自ら恋愛を遠ざけているのがこじらせ女子です。
こじらせ「男子」もいるの?
女子がこじらせるのですから、当然男子もこじらせています。女子と同じく恋愛に対して臆病で、決して自分からは誘ってこなかったり、女性のほうが思い切って告白しても「ダマされているんじゃないか」と疑ってしまうようなタイプがそうです。草食系男子や絶食系男子がこれにあたります。
このほか、やたらと恋愛を美化したがって「二人の関係が世界を動かしているんだ!」とライトノベルのような恋愛観を実際の関係に持ち込もうとする男子や、自分の趣味やうんちくを延々と語りたがるめんどくさい男子も「こじらせ男子」に分類されます。
こじらせ女子の特徴
自己評価が低い
誰しもコンプレックスの一つや二つはあるものですが、学生時代の出来事、例えば「スクールカーストで最下層だった」とか「ひどい失恋をした」などの過去の評価をいつまでも引きずってしまうのがこじらせ女子です。
自分を客観視しているものの、女性としての自分を過小評価しているため、何にせよ「私にはおこがましい」と考えてしまいます。よく言えば謙虚なのですが、はたから見ると卑屈に見えてしまうこともあります。
人に褒めらると即座に「そんなことない」と否定し、その後言わなくてもいい自虐ネタが延々と続きます。自分に自信がないので自らダメ女キャラを演じることで、周囲との調和を図ろうとするのかもしれません。
また、自己評価は低いけど、自意識は高いのがこじらせ女子。心の奥底にある自意識と格闘しつつ、何とか自分との折り合いをつけようとすることが、理解不能な言動に繋がってしまうようです。
何事にも受け身
「周りに迷惑をかけたくない」という思いから、自分から積極的な行動をすることがほとんどないのがこじらせ女子です。失敗したり、周囲から浮いてしまうような言動をとってしまうことを極度に恐れています。
恋愛に対しても競争心がまったくなく、どう努力すればよいのかもわからない、「まっとうに生きてさえいれば、いつか自分にも白馬に乗った王子様が現れる」と本気で思っているところがあります。
うたぐり深い
「好きだ」と言われても相手の気持ちを信じられないのがこじらせ女子です。自己評価が低いので、「こんな自分が好かれるわけない」「いったい私の何をわかっているというのだ」と考えてしまいます。
さらにはネガティブ発想と思い込みにより「自分をだまそうとしているのではないか?」「影で笑っているのではないか」と悪い方、悪い方へとエスカレートしていきます。特にイケメンは「自分には縁のない人」という意識なので、近寄られただけで逃げ出したくなってしまいます。
彼氏いない歴=年齢の人や、30代なのに未経験なんて人の場合は、特にこの傾向が強いみたいですね。アラサー処女も今や珍しくない時代ですが、本人にとっては大きなコンプレックスになっているのかもしれません。
甘えるのが苦手
「自分にはその価値がない」と思っているので素直に甘えたり、頼ったりすることができません。何かしてもらったら「ありがとう」より申し訳なさが先に立ち、つい謝ってしまうこじらせ女子なのです。
自己演出が苦手なので、天然モテ女系の「ふわあま」な雰囲気は出せないし、ベタな女の子っぽい行動もできません。だから男子に甘えたり、頼ったりするのは自分のキャラじゃないと思っているようです。
普段から何でも自分でやって人に甘えることがないので、そのうち「お前は一人で大丈夫だよね」と周囲から「強い女」認定されてしまいます。その結果、ますます「強がり」をこじらせていくことになるのです。
一人でも平気
こじらせ女子は自分で自分を慰める方法を知っています。一人でいることに慣れているし、そのほうが落ち着くのでしょう。さみしくなったら家に帰る、ペットとじゃれ合う、好きな小説を読む、一人で映画館に行くなどなど。自分の好きなことに没頭していれば、さみしさなんて忘れてしまうのです。
ただ、その「好きなこと」が、普通の女子とはちょっと違ってマニアックなサブカル系が多いのも特徴かもしれません。BLにハマったり、映画を観るにしても単館上映のフランス映画だったり、「誰それ?」的なバンドに夢中だったりするようです。
趣味や自分の世界に没頭することは、恋愛をしていなくてもそれなりに「充実してるように見える」というメリットがあります。また一時でもさみしさから逃れることができるのでしょう。
ヒエラルキーに敏感
女の子なら誰でも感じたことがある「美人は得する」という法則。子どもの頃から可愛いか可愛くないかで周囲の扱いが変わるのを嫌というほど見てきているので、女子特有のヒエラルキーや格差を感じている人は多いと思います。このような階層の中で自分はどこのポジションか?に敏感で意識しすぎるのがこじらせ女子です。
大人になり婚期を意識しだす年齢になれば、美醜の差より女子力の有無が重要になってくるものですが、こじらせ女子の場合は、子どもの頃に認定されたポジションを大人になっても引きずり続けています。実は格差や階層なんて存在していないのに、自ら階層を創造し、自分を底辺ポジションに据えることで妙な安心感を感じる人もいるようです。
過去にトラウマがある
過去の恋愛において手ひどいダメージを受け、それ以来、自分に自信が持てなくなってしまった人が多いようです。中には好きな男子に「ブス」と言われたことがショックで恋愛できなくなってしまった人も。それって小学生のときでしょ?と言いたくなりますが、こじらせ女子はナイーブなんですよね、基本的に。
恋愛だけではなく、学生時代の人間関係がトラウマになるケースもあります。スクールカーストで底辺にいたとか、納得のいく女子グループに入れなかったとか、逆に、分不相応なグループに入ってしまい、自分の立ち位置が確立できなかったことなどを悔やんでいます。学生時代にキャラが薄かった人は、社会人になってもキャラ難民ということでしょうか。
自己顕示欲は強い
劣等感に苛まれながらも、実は自意識や自己顕示欲が強いというこじらせ女子。「認めてもらいたい」という承認欲求は人一倍高いようです。「可愛い女子」にはなれないので、フワ系スィーツ女子と戦う気は毛頭ないけど、そのぶん、別の方向で自己顕示欲を満足させようとします。サブカル系に走ったりするのがその良い例でしょう。人とは違う自分を見出すことで満足感を得るわけです。
他人から「イタい」とか「こじらせているな」と思われていることには気付かない、いや、気付いているのかもしれないけど、そこにしか自分の生きる道はないと思い込んでいるのがこじらせ女子です。でも中にはその劣等感をバネにして、仕事で成功するこじらせ女子もいるみたいですよ。
こじらせ女子の分類
こじらせ女子のこじらせ方にも色々あるようです。「今日は会社休みます」の主人公、花笑のように自虐的で、ただただ恋に臆病な女子もいれば、バラエティなどで見せるその言動から、アイドルなのにこじらせちゃってる女子もいます。こじらせ女子の分類をみてみましょう。
ひきこもり型
中高は女子校で恋愛とは無縁。大学でも友人ができず、社会人になっても他人との距離がつかめないなど、対人恐怖症ぎみのこじらせ女子は、どうしてもひきこもりがちです。
口癖は「でも」「どうせ」「だって」で、負のオーラ全開。自分のことは棚に上げ、男性に対する評価はかなり厳しく「ろくでもない男に好かれても面倒なだけ」と言い切ってしまいます。人との会話は苦手だけど、ネットでは雄弁です。それは文章は会話と違って推敲できるので、自分の考えが伝えやすいのだそうです。
腐女子型
自分のことを「ブサイクだ」と思い込んでいるこじらせ女子は、腐女子化することも多いそうです。普通の漫画や恋愛映画は、主人公がみんな美男美女。その姿に自己投影ができないので、異次元世界のBLに逃避してしまうのです。「許されない恋であるボーイズラブは、恋の純度が高く崇高な精神がある」との持論を展開し、その歪んだ恋愛観にどっぷりと漬かってしまう。
「ブスは恋愛してはいけない」と思っているので、「ブスでもモテるという女子はブスを認識していないだけ。腐女子はそんな図々しいことはしない」と、胸を張るのです。恋愛に対する憧れは強いけど、その卑屈さを何とかしないと一生恋愛はできなさそうです。
大和撫子型
ランチはいつも手作り弁当、休み明けには手作りクッキーの差し入れ、趣味は料理と編み物。自宅のベランダではハーブを栽培し、ハーブティを楽しむという家庭的なこじらせ女子。女子力高いじゃない!と思うのですが、それを男性にアピールするとき、自己主張の激しさが感じられてしまい「めんどくさい女子」に成り下がる。悪意はなくても同性に嫌われるタイプなのです。
サセ子型
男性への依存心が強いこじらせ女子は、誘われるとつい舞い上がってしまいます。セックスまで行っても、その後の恋の駆け引きがうまくできないので、気がつけば単なる「都合のいい女」。それでも「こんな私を女として見てくれる」ことだけで満足。唯一の武器であるスタイルを維持するためにムリなダイエットをしたりしてメンヘラの一歩手前という感じです。
「自分はセックスするぐらいしか価値がない」と思い込み自分を安売りしてしまうし、男性側も自信のなさにつけこんで「この女ならヤラせてくれるかも」と手玉に取ろうとする。何とも悲しすぎるこじらせ女子なのです。
奇抜ファッション型
ファッションに赤文字系、青文字系、黒文字系があるって知ってましたか?念のために説明すると、ファッション誌の表紙の系統のことで、赤文字系とはCanCanやLay、JJといった男受けするコンサバ系、青文字系とは、Zipperやminiなど、個性的原宿系ファッション、黒文字系とはGLiAなどのクールでハードなファッションのことです。
ファッション系こじらせ女子が好むのは、青文字系や黒文字系。髪の毛をシルバーやピンク、ブルーなどの奇抜な色に染めたり、スタッズ付きのジャケットやハード系ブーツなんかを好んで履いたりしています。
ファッションに目覚めた中高時代にモテ系ファッションの仲間に入れなかったことが尾をひき、赤文字系ファッションが大の苦手。「ファッションにはその人のポリシーが現れる。サラリーマンは没個性だからそれだけでアウト」とバッサリ。
「コンサバ系ファッションの方が男受けすることはわかっているけど、それで失敗したら救いようがないので、あえて青文字系に逃げている」と自己分析する人もいます。
婚活疲れ型
結婚に向けて婚活に精を出すこじらせ女子。残念ながら頑張る方向がちょっとズレてる?のかも。自分磨きを怠らないところは評価できるけど、いつしか「婚活をどれだけ頑張れるか」が目的となってしまっています。
合コンの幹事をかってでたり、プライベート名ション、黒文字系とはGLiAなどのクールでハードなファッションのことです。
ファッション系こじらせ女子が好むのは、青文字系や黒文字系。髪の毛をシルバーやピンク、ブルーなどの奇抜な色に染めたり、スタッズ付きのジャケットやハード系ブーツなんかを好んで履いたりしています。
ファッションに目覚めた中高時代にモテ系ファッションの仲間に入れなかったことが尾をひき、赤文字系ファッションが大の苦手。「ファッションにはその人のポリシーが現れる。サラリーマンは没個性だからそれだけでアウト」とバッサリ。
「コンサバ系ファッションの方が男受けすることはわかっているけど、それで失敗したら救いようがないので、あえて青文字系に逃げている」と自己分析する人もいます。
婚活疲れ型
結婚に向けて婚活に精を出すこじらせ女子。残念ながら頑張る方向がちょっとズレてる?のかも。自分磨きを怠らないところは評価できるけど、いつしか「婚活をどれだけ頑張れるか」が目的となってしまっています。
合コンの幹事をかってでたり、プライベート名刺を手作りしたり、合コンの後には即座に「良縁ありがとうございました」のお礼メールを返す。でもこんな必死さを「ウザい」と感じる男子も多いし、婚活疲れが相手にも見えてしまうのか、成果はイマイチ…のようです。
こじらせ女子の見分け方
単独行動が好き
女子特有の集団行動になじめないので単独行動に走りがちです。特に「天然モテ系女子」と自分との間には絶対に越えられない壁があるので、友だちにはなりたくないと思っています。一緒にいると自らのダメ女ぶりを思い知らされるだけで、共感してもらえないことがわかっているからです。普段から卑屈な言動をしてしまうので、周囲の人もゲンナリ。ますます孤立を深めていくことになってしまいます。
ポエマーになる
SNSなどで独特の世界観を発信するこじらせ女子。その文章は、どこかのアーティストのラブソングかと見まごうばかりのポエミーなもの。実は肉食系なことも多いこじらせ女子は、持て余し気味な女としての性をSNS上で発散しようとしているのかもしれません。また、「人とは違う」という自己顕示欲がポエミーな言葉として現れることもあります。
自虐風自慢
自虐ネタかと思いきや、会話にそこそこの自慢を織り交ぜてくるのがこじらせ女子。自分に劣等感を持ちながらも自己愛が強いので、「自分はそれなりにイケてる」という思いが根底にあります。でも、「他人はイケてるとは思ってくれない」と妙に冷静に自分を見てしまうため、こじれた発言に繋がります。
こじらせ女子:「私ってなんで幼くみられちゃうんだろ?ほんとヤダ…」
友人:「なんで?なんかあった?」(うん?また自虐?)
こじらせ女子:「昨日、読モになりませんか?って声かけられた」
友人:「すごいじゃーん!」(あれ?自慢?)
こじらせ女子:「全然すごくない。だってティーン向けの雑誌だよ(怒)」
友人:「若く見えるってことだからいいじゃん」(すごいトコきたな…)
こじらせ女子:「私もう25だよ。そう言ってるのに、肌もピチピチだし、ぜんぜん二十歳すぎには見えないから大丈夫、ってバカにしてるんだよ私のこと…(泣)」
友人:「そんなことないよ。ほんとに肌きれいだもんね」(って、やっぱ自慢かいっ)
と、愚痴に見せかけた自己主張。こんな自虐風自慢がよくあるようです。
女子らしいものが苦手
「可愛い女の子にはなれない」という意識から、女の子っぽいものを避ける傾向があります。ファッションも女子アナのようなコンサバ系は苦手。そこまでしてモテなかったらダメージが大き過ぎるという思いもあるし、人と同じことはしたくないというポリシーでもあります。
ファッションに関するこじらせ方は極端で、かなり尖がったおしゃれさんになるパターンと、地味で目立たない服装を好むパターンの2つに大別されるようです。「可愛い女の子にはなれない」という意識は、ファッションだけではなく様々な形で現れます。オラオラ系を振る舞ったり、男子に交じって下ネタトークに花を咲かせるなんて場合もありますね。
あっさりした男子を好む
イケメンが苦手のこじらせ女子が好むのは、あっさりとした塩顔男子。女性らしさを素直に出せないこじらせ女子は、自分と同じように男性らしさを前面に出してこないあっさりした男子にシンパシーを感じます。
中性的な雰囲気がありながらも、ちょっと危険な香りがするような男子も大好物です。芸能人で言えば、坂口健太郎さんやディーン・フジオカさんなんかがそのタイプ。
また、自分に対してズケズケ物を言ってくる男子のことも、嫌いじゃありません。他人からの評価が気になっているのに、自分の歪んだ自己評価でしか判断できないので、ダメ出しされるとかえって安心するのだそうです。
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こじらせ女子の治し方
思い込みを捨てる
「私には恋愛なんてムリ」って思い込んでいませんか?人は「認知的不協和」の状態を嫌うものです。「恋愛なんてムリ」と思っているときに、誰かから告白されたりすると「自分にはそんな価値がないはずなのになぜ?」と新しい事実を受け入れることができません。そして本当に失敗してしまうと「やっぱりね」と逆に安心してしまう。そのうちに「恋愛なんてムリ」という感情を「恋愛には価値がない」という考えにすり替えてしまうのです。
思い込みが強いと、事実はどんどんとその方向へと引きずられてしまいます。ネガティブな感情に安住するのは、もうやめにしましょう!
心をフラットな状態に戻すには、まずは行動を変えてみることです。家にばかりいないで外に出かけてみる。マイナー映画ではなく流行りのメジャー映画を見る。友達とご飯を食べるなど、いつもと違う行動をしてみましょう。今までにない経験をすることで、新しい自分に出会えるはずです。
自分を卑下しない
自分を卑下することのメリットって何でしょう?自信満々な態度は人に嫌われる?謙譲の美徳?卑下すれば周囲の人はそれ以上自分を否定しないから?逆に「そんなことないよ」って慰めたり、褒めてくれたりするから?
そんなあなたの態度が周囲の人を疲れさせていることに気づいていますか?謙譲の美徳って確かにありますよね。日本人は特に自己主張するのが苦手な民族ですから。でも、あまりにも度が過ぎるのは考えものです。負のオーラが全開だと周囲の人を疲れさせるばかりでなく、イラつかせることさえあるのです。
自分を卑下することは、過去のトラウマに縛られ自分の心にブレーキをかけている状態です。自分を卑下する言葉を繰り返すことは、自分に暗示をかけその言葉通りの人間にしてしまいます。そんな心のブレーキを外すには、まずはそうなってしまったきっかけを明確にしてみましょう。
・小学生の頃に好きだった子に「ブス」って言われた
・学生時代にモテグループに入れなかった
・受験に失敗した
・好きだった恋人に裏切られた
などなど、色々理由はあるかもしれません。でもそれって「失敗」でも「罪」でもなく一つの「経験」なんですよね。忘れる必要はなくって、ただ自分を許してあげてください。黒歴史の1つや2つ誰にでもあるものなんですから。
自分を好きになる
「自分を好きなる」それは自己肯定感を高めるということです。自己肯定感とは、自分の良いところも悪いところもすべてひっくるめて自分を肯定するという感情で、この感覚が高いか低いかによって仕事や人間関係などに大きく影響を及ぼすといわれています。
本来は幼少期から成長期にかけて養われるものですが、家族との関係性や人に否定された、傷つけられたという経験から自己肯定感が育たない人もいます。こじらせ女子もその中の一人。では、自己肯定感を高めるための3つのポイントを紹介しましょう。
1. できないこと・やりたくないことはやらない。
人にはどんなに頑張ってもできないこともあります。それはすっぱり諦めましょう。また、やりたくないことをするのは、我慢することです。我慢は自分をいじめていることで、自己評価を下げることにもつながります。負のスパイラルを断ち切るためには、できないこと・やりたくないことはやらずに、やりたいことをやるようにしましょう。
2. できること・得意なこと・やりたいことを書き出してみましょう。
できるだけたくさん、できないことより多く書き出すのがポイントです。今できることが見つからなければ、過去に遡って探してみましょう。過去を思い出すと否定的なことばかり浮かんでくるという場合は、解釈を変えて肯定的な記憶すり替えちゃいましょう。そして、できること・得意なこと・やりたいことの中から優先順位を考えて実際の行動に移してみましょう。
3. 言い訳を考える。
自分ができないこと・苦手なことは、なぜできないのか理由や言い訳を考えてみましょう。「自分が悪いから」っていうのナシです。こじつけでも良いので色々な方向から理由を考えます。そして「だからできなくても仕方ないよね」と納得しちゃいましょう。いろんな方向から言い訳を考えてみると「あれ?こうすれば出来るかも?」って新しいアイディアが浮かんでくるかもしれません。
自己肯定感を高めるには、「自分にはできないこともあるけど、できることもたくさんある」と、すべてを肯定的に受け止めることが大切です。
また、人から認められたいという承認欲求は、この際、捨ててしまいましょう。他人に認められるということは、他人にとって都合の良い人になるということです。価値の基準を他人に任せるのはなく、自分の中に持つようにするだけでも、自己肯定感は高まっていきます。
こじらせ女子がテーマの漫画・ドラマ・書籍
こじらせ女子の生態をもっと深く知りたい!という人におすすめの漫画・ドラマ・書籍を紹介しましょう!
東京タラレバ娘
東京タラレバ娘 コミック 1-5巻セット (KC KISS)
- 作者: 東村アキコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/05/13
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「このマンガがすごい!2015」オンナ編第2位に輝いた東村アキコの「東京タラレバ娘」。ステキな男性がいれば…、出会いさえあれば…とタラレバを繰り返しているうちに、気づけば33歳、独身。
「いつかきっと結婚できるだろう」と高をくくっているアラサー女子にグサリと突き刺さるイケメンの一言「タラレバつまみに酒飲んでろよ!このタラレバ女!」身につまされる…。
まだモテてないだけ。
- 作者: カマンベール☆はる坊
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2014/11/14
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カマンベール☆はる坊さんの「まだモテてないだけ。 (恋愛オンチな私の結婚までの道のり)」。頑張っているのに彼氏ができないという作者のコミックエッセイです。タイトルからもそのこじらせぶりが窺えますね。努力に結果が伴わないこじらせ女子の魂の叫びが満載です。
ドラマ:きょうは会社休みます。
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- 発売日: 2015/04/22
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きょうは会社休みます。 コミック 1-11巻セット (マーガレットコミックス)
- 作者: 藤村真理
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/05/25
- メディア: コミック
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こじらせ女子のドラマといえばやっぱりコレ。2014年日本TV系列で放送された「今日は会社休みます」。原作は藤村真理さんでcocohanaにて連載中です。放送中は、綾瀬はるかさん演じるこじらせ女子花笑に自分を投影していた人も多いんじゃないでしょうか。まだ見ていないという人はぜひ!
Girls – The Complete First Season [DVD] [2012] [2013] by Lena Dunham
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海外版こじらせ女子ドラマ「Girls」。ニューヨークで生活する4人の女子が直面する悩みやトラブルをコミカルに描いたドラマです。主人公4人が全員ブス?というこれまでいない画期的なドラマで、世界中で中毒者が続出しているそうです。現在BS10スターチャンネルでシーズン4放送中です。